オミクロンが凶悪化してる可能性は低い どんな株でもそうだが
2021-12-03


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お茶大の講座で、「ワイドショーは変異が多くなるほど攻撃力も防御力も最強の超凶悪スーパーウイルスになるかのように煽る」と話した。オミクロンもラスボスかのように大騒ぎするかと思ったら意外に冷静。
 例えば、戦闘機を改良するとしよう。攻撃に耐えられるよう装甲を分厚くする。火力を高めるため、大きな機関砲を積み、威力の大きいミサイルもたくさん搭載。重くなって飛べなくなるのでエンジンを強力なものに変える。すると、燃費が悪くなり、あっという間に燃料がなくなって墜落する。そこで燃料タンクを大きくして航続距離を伸ばす。こんな戦闘機は大きく重すぎて運動性が悪くなり、小回りの利く敵機の餌食だ。あれもこれもと欲張ると、結局どれも中途半端になってしまう。そんなすべてに秀でている変異株は人為的に淘汰してもなかなか生み出せないが、ましてや自然感染でたまたま生まれてくる確率は非常に低い。
百歩譲って、オミクロン株では、これまでのワクチンで出来たスパイクたんぱくに対する中和抗体の効果が著しく落ちたとしても、RNAポリメラーゼ阻害剤であるモルヌピラビルやプロテアーゼ阻害剤であるパクスロビドは有効。それら多剤にも耐性を得るため、RNAポリメラーゼやプロテアーゼまで変異を重ねたら、自己増殖サイクルの本分を保てるのかどうかはなはだ疑問。
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