ファイザー、モデルナの本命はこちら mRNAでがん治療
2021-10-10


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◆「mRNA」使った治療薬でマウスのがん縮小…ワクチン開発企業が臨床試験を開始
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 「インフルでもmRNAワクチンが出て来るのか」と質問される。作るのは簡単だが、インフル用にするなら、また莫大な費用を使って有効性と安全性の試験をしなければならない。使う人がいるかどうかしだいだろう。現行のインフルワクチンは2回接種で6千数百円(ワクチン代2千数百円+医療機関の手数料約2000円×2)。mRNAワクチンの引き渡し価格は40-60ドルとされてるから手数料を入れたら1万円かそれ以上になる。インフルのためにそこまで払う人がいるかどうか。
 ファイザーもモデルナもワクチンの会社ではない。そして、世界的大手ワクチン会社サノフィは新型コロナ用mRNAワクチンの開発を断念したそうだ。ファイザーはかつて次世代コレステロール低下薬で存亡の危機に陥るほど大失敗し、がん治療薬に研究費と人材を集中させているメガファーマ。モデルナは社名が修飾mRNA(modified mRNA)から来てることからも明らかなようにmRNAを薬にするベンチャー企業だ。mRNAワクチンなんてワクチンのランボルギーニ/マクラーレンなどと持てはやされても所詮数千円の世界。ワクチンのように手間とリスクばかりあってあまり儲からない商品より、患者1人年間薬価1000万円級のがん治療薬の分野で一山当てたいだろう。ウイルス用のワクチンなんてパンデミックが終わってしまえば、無用の長物になるかもしれない。慢性白血病などのがん患者でも薬さえ効いていればまあまあ健康で長生きするので10年20年使い続けてくれる。今回、mRNAワクチンで数億人分の人体実験データを手に入れたわけですから、その経験を元に利益の高いがんなどの治療薬を作るのが本当の目標だろう。
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