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今日はノーベル賞医学生理学の発表日。新型コロナウイルスの予防に強力な効果を示しているmRNAワクチンで、実用化になくてはならない発見をしたとされるカタリン・カリコ博士の授賞が話題になっている。しかし、常識的選考手順では今年はあり得ない。前年に推薦を受けた中から授賞分野をいくつかに絞り、その分野ごとに誰が最も貢献しているかを1年ぐらいかけて調べ、最終候補を選ぶ。mRNAワクチンが使われ出したのは昨年末。効果が明らかになったのは今年になってからだから、今年のノーベル賞に推薦が間に合わない。すでに絞られている分野と別にmRNAワクチンを割り込ませ、通常より短い期間で調査を推し進める。そういう強引な手続き変更をしないと今日の最終選考にあげられないのだ。そこまでするかどうか。科学的にまだ評価が定まってない事もごり押しをためらわせるだろう。
◆カリコのノーベル当確に? 5月指摘と同じ事をネイチャーが書いている
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◆コロナワクチンの母 ノーベル賞に死角あり
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