献血でコロナ抗体検査の評価って理解不能
2020-04-24


厚労省の要請で、日赤が献血血液を使い、新型コロナウイルスの抗体検査測定キットの信頼性を評価するという。一体、どうやって評価するつもりなのだろう?
 絶対的に信頼できる抗体検査法がすでにあって、それと比べて陰性・陽性が一致するか調べるのだろうか。そんな検査法あるんだろうか?
 信頼度、精度を調べるには、国立感染症研究所が以前に市販キットでやったように、PCRで感染が分かっている患者の血液を使うのが理にかなっている。それもただ検査するのではなく、発病前、発病後、回復後(ウイルス消失後)と時期によって抗体の検出がどう変わるか見る。献血血液で、抗体検査とPCRを両方やったとしても、PCRは献血の時点でウイルスがいるかどうかわかるだけだ。抗体はウイルスが消えた後でもなくならないので、今、PCRが陰性でも、過去に感染していれば抗体検査は陽性にならなければならない。何をどうやって評価するつもりなのか理解に苦しむ。
 すでに評価の固まった抗体検査法で、献血血液を調べ、既感染率を調べるというなら意味は分かるが。
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