海鮮丼とちらし寿司を見分けるスコア 海鮮丼は酢飯と白飯どっちが正当か論に終止符を打つ!(続々)
2025-05-07


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5.5点 江戸前のちらし寿司

4だけ海鮮丼側の4.5点 海鮮ちらし

4点以上 ちらし寄り

2〜3.5点 どちらとも決めにくい 店の判断次第

1.5点以下 海鮮丼寄り

0点 海鮮丼

 この分類は、江戸前(*)のちらし寿司から派生した酢飯の海鮮丼のことであり、白飯を使っている定食屋のものはこのスコアに関係なく生の海鮮を乗せていれば全部、海鮮丼だろう。
 5の入れ物は、さほど重要でなく、持ち帰りの場合、どちらでもないプラスチックの入れ物に入っているちらし寿司や海鮮丼もある。また、ちらしという名称から分かる通り、特に重要なのは3だ。
 単に海鮮丼と言うと、土台が酢飯なのか白飯なのかわかりにくいので、客が混乱しないよう、特徴的に酢飯の海鮮丼であっても、あえて、ちらしと呼ぶ店もあるかもしれない。
 また、酢飯の上に具材を散らしてあって、いかにもちらし寿司な見た目なのに、海鮮丼と呼んでる店もある。

(*)関西のちらし寿司や家庭で作るちらし寿司は、具材を酢飯の中に混ぜ込む。ちらし寿司のルーツは、岡山県のばら寿司という説が有力だ。関西ではばらちらしという呼び方もある。江戸前のちらし寿司は元々吹き寄せとも呼ばれていた。

<再掲>
 すし技術教科書<江戸前ずし編>によると、江戸前のちらしずしとは「すし飯の上に種々の具をちらしたもの」。「にぎりずしの場合には、タネに一定の寸法があるが、ちらしにはきまりがないので、にぎりずしには半端な部分や手クズを利用することができる」と書いてある。
 また、「ちらしに入れるタネには、握りのタネにならない半端や手クズをできるだけ活用する。そこで、手クズや半端のタネを、体裁よくみせるためには、切りっぱなしにしないで、少し飾りの包丁を入れる工夫が必要だ」ともある。
 「とくに形のきまりはないが、一般的なちらしは、丸か角の塗りの蓋物を用いるのが普通である」という記述もある。
 「寿司屋が始めた海の丼・海鮮丼フランチャイズの丼丸」というテイクアウト専門店のサイトを見ると、海鮮丼とちらしの両方がメニューにある。そこで、買いに行ってみた。どう違うのか聞くと、「生の魚介だけを使ったのが海鮮丼、卵焼きや煮物など火の通った具材も使っているのがちらし」だそうだ。

◆海鮮丼は酢飯と白飯どっちが正当か論に終止符を打つ!
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◆白飯海鮮丼を食す 「海鮮丼は酢飯と白飯どっちが正当か論に終止符を打つ!」(続)
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